「デイサービスの体操って、どんなことをするの?」
「家族の利用に合っているかな?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
体を動かすことは健康の秘訣と言いますが、高齢者の方にとって、自宅で一人で運動するのはなかなか難しいものです。
デイサービスの体操は、他の利用者の方々と共に、楽しみながら運動できるのが魅力です。
この記事では、デイサービスの体操がもたらす様々なメリットをご紹介します。
デイサービスでおこなわれる体操の目的
高齢者向けのデイサービスで行われる体操は、単なる運動だけではなく、心身両面の健康維持を目的としています。
具体的には、以下の様な効果が期待できます。
1)身体機能の維持・向上
筋肉の強化 | 日常生活動作に必要な筋力を維持・向上させ、転倒予防や自立した生活をサポートします。 |
関節の柔軟性向上 | 関節の動きをスムーズにし、痛みを軽減します。 |
バランス感覚の改善 | 転倒のリスクを減らし、自信を持って歩くことができるようになります。 |
心肺機能の維持 | 呼吸が楽になり、体力向上に繋がります。 |
2)心身の健康
ストレス軽減 | 運動によってエンドルフィンが分泌され、ストレスを軽減し、気分転換になります。 |
認知機能の維持・向上 | 体を動かすことは脳への刺激となり、認知機能の低下を予防します。 |
うつ病予防 | 社会参加の機会となり、孤独感や孤立感を解消し、うつ病予防に繋がります。 |
3)QOLの向上
日常生活の自立 | 体力向上により、日常生活の自立度を高め、介護が必要となる時期を遅らせることができます。 |
社会参加 | 他の利用者との交流を通して、社会参加の機会が増え、QOL(生活の質)の向上に繋がります。 |
デイサービスの体操は、単に体を動かすだけでなく、心身ともに健康でいきいきとした生活を送るための重要な要素の一つです。
デイサービスでおこなわれる体操の効果
デイサービスで行われる体操は、単なる運動ではなく、高齢者の心身両面に多岐にわたる効果をもたらします。
デイサービスの体操:身体的な効果
- 筋肉の強化
足腰の筋力強化は、立ち上がりや歩行を楽にし、転倒予防に効果的です。また、上半身の筋力強化は、食事や着替えなどの日常生活動作をサポートします。 - 関節の柔軟性向上
肩や腰などの関節の柔軟性を高めることで、身体の動きがスムーズになり、痛みを軽減し、日常生活動作の円滑化に繋がります。 - バランス感覚の改善
一歩踏み出す際のバランス感覚を養うことで、転倒のリスクを減らし、自信を持って歩くことができるようになります。 - 心肺機能の維持
軽い運動を続けることで、心臓や肺の機能が維持され、呼吸が楽になり、体力向上に繋がります。 - 血行促進
新陳代謝を活発にし、冷え性改善や便秘予防にも効果が期待できます。
デイサービスの体操:精神的な効果
- ストレス軽減
運動によってエンドルフィンが分泌され、自然な鎮痛剤として働き、ストレスを軽減する効果があります。また、集中力を高め、リラックス効果も期待できます。 - 認知機能の維持・向上
新しい運動を覚えたり、他の利用者とコミュニケーションをとったりすることで、脳への刺激となり、認知機能の低下を予防し、脳の活性化に繋がります。 - うつ病予防
社会参加の機会となり、孤独感や孤立感を解消し、うつ病予防に繋がります。 - 自信の回復
自力で体を動かすことで、達成感や自信につながり、自己肯定感を高めます。
デイサービスの体操:その他の効果
- 睡眠の質向上
適度な運動は、質の高い睡眠を促します。 - 食欲増進
運動によって代謝が上がり、食欲が増進されることがあります。 - 免疫力向上
適度な運動は免疫力を高め、病気にかかりにくい体を作ります。
デイサービスの体操、個人・集団どっちがいい?
デイサービスの体操は、個人の体力や目標、性格によって、集団と個人のどちらが適しているかが変わってきます。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらが良いか一概に言えません。
デイサービスの体操:集団のメリット
- モチベーションアップ: 他の利用者と一緒に運動することで、お互いを励まし合い、モチベーションを維持できます。
- 楽しみながら運動: 音楽に合わせて体を動かしたり、ゲーム感覚で運動できるプログラムもあり、楽しく運動することができます。
- コミュニケーションの機会: 他の利用者との交流を通して、孤独感を解消し、社会参加の機会が増えます。
- スタッフのサポート: 他の利用者と一緒に運動することで、スタッフからの目が行き届きやすく、安全に運動することができます。
デイサービスの体操:集団のデメリット
- ペースが合わない: 集団のペースに合わせるのが難しい場合がある。
- 体調が悪い時: 周りの人に迷惑をかけてしまうのではないかと、遠慮してしまうことがある。
- 人見知りの方: 初めての場所や人との交流が苦手な方は、緊張してしまうことがある。
デイサービスの体操:個人で行うメリット
- 自分のペースで運動: 体調や体力に合わせて、自分のペースで運動することができます。
- 苦手な動きに集中: 集団の中でできない苦手な動きに集中して練習することができます。
- リハビリ的な運動: 個人の目標に合わせて、リハビリ的な運動を行うことができます。
- プライバシーが守られる: 周りを気にせず、自分のペースで運動することができます。
デイサービスの体操:個人で行うデメリット
- モチベーションが維持しにくい: 他の人の励ましがないため、モチベーションが維持しにくいことがある。
- 孤独感を感じやすい: 一人で運動していると、孤独感を感じることがある。
- マンネリ化しやすい: 同じメニューを繰り返していると、飽きてしまい、運動を続けられなくなることがある。
デイサービスの体操、集団と個人の体操のどちらを選ぶべきか
デイサービスの体操は、集団と個人のどちらを選ぶかによって、得られる効果が異なります。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った運動方法を選ぶことが大切です。
どちらが良いかは、個人の性格や体力、目標によって異なります。
◆集団で楽しみたい方: 他の利用者との交流を楽しみながら、運動したい方。
◆自分のペースで運動したい方: 体調や体力に合わせて、自分のペースで運動したい方。
◆リハビリ的な運動をしたい方: 個別の目標に合わせて、リハビリ的な運動を行いたい方。
デイサービスの体操、楽しく行うポイント
デイサービスの体操は、単に体を動かすだけでなく、心も体もリフレッシュできる大切な時間です。
より楽しく、効果的に体操に取り組むためのポイントをいくつかご紹介します。
笑顔で取り組む
笑顔は心身をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果があります。体操中も笑顔を意識することで、より楽しく運動することができます。
また、リズム感のある音楽に合わせて体操を行うと、自然と体が動き、笑顔がこぼれやすくなります。
褒める
「よくできましたね」「素晴らしいですね」など、言葉で励ますことで、利用者の自己肯定感を高め、自信を持って運動を続けられるように促します。
そして小さな目標を達成できた時にも、しっかりと褒めることで、達成感を味わってもらい、次の目標へと繋げることができます。
休憩時間
体調に合わせて休憩を取り、無理のないペースで運動を行うことが大切です。
こまめな水分補給も、熱中症予防や疲労回復に繋がります。
程よいレベル
体力や運動経験は人それぞれです。
個人差を考慮しながら無理のない範囲で、自分に合ったレベルの運動を行うことが大切です。
慣れてきたら運動強度を段階的に上げていくことで、達成感を感じながら、体力向上を目指せます。
楽しく運動するためのその他のポイント
- 多様なプログラム
同じ運動ばかりではなく、様々な種類の運動を取り入れることで、飽きずに続けることができます。 - 季節感を取り入れる
季節の行事をテーマにした体操や、季節の素材を使った道具を使うなど、季節感を取り入れることで、より一層楽しむことができます。 - グループでの協力
グループで協力して行う運動は、連帯感を深め、より楽しく運動することができます。
デイサービスでおこなわれる基本的な体操
デイサービスで行われる体操は、利用者の体力や健康状態に合わせて、様々な種類があります。
ここでは、代表的な基本的な体操についてご紹介します。
1. ウォーミングアップ
運動前の準備運動として、関節の可動域を広げ、筋肉を温める体操です。
- 首回し:ゆっくりと首を回す
- 肩回し:肩を前後に回す
- 腕振り:腕を大きく前後に振る
- 足踏み:その場で足踏みをする
2. 筋力トレーニング
椅子に座った状態や立位で行う、主に上半身や下半身の筋肉を鍛える運動です。
- 椅子から立ち上がる運動
椅子に座った状態から立ち上がり、ゆっくりと座る動作を繰り返す。 - 腕立て伏せ(椅子を用いて)
椅子に手をついて、腕立て伏せのような動作を行う。 - 太ももの上げ下げ
椅子に座った状態で行い、太ももの筋肉を鍛える。
3. バランス運動
片足立ちや、バランスボードなどを使って、バランス感覚を養う運動です。
- 片足立ち
片足でバランスを取り、もう一方の足を後ろに伸ばす。 - バランスボードに乗る
バランスボードに乗り、体の中心を保つ。
4. 柔軟体操
関節の柔軟性を高め、筋肉の緊張を解く運動です。
- 前屈:腰を曲げて、つま先に触れるようにする。
- 側屈:体を左右に倒す。
- 回旋:体を左右にねじる。
5. 呼吸運動
深呼吸など、呼吸を意識した運動です。
腹式呼吸をします。
お腹を膨らませながらゆっくりと息を吸い、お腹をへこませながらゆっくりと少しずつ息を吐いていきます。
6. リラックス体操
ヨガやストレッチを取り入れた、心身をリラックスさせる運動です。
仰向けになり、全身の力を抜いてリラックスします。
その他
- 道具を使った体操
ボール、タオル、ゴムバンドなど、様々な道具を使って、より効果的に運動することができます。 - 季節に応じた体操
季節の行事をテーマにした体操や、季節の素材を使った道具を使うなど、季節感を取り入れることで、より楽しく運動することができます。
デイサービスの体操の注意点
デイサービスの体操は、高齢者の健康維持に非常に有効な手段ですが、安全に実施することが最も重要です。
参加者の体調や体力に合わせて、無理のない範囲で行います。
万が一の場合に備えて、適切な対応ができるようにAEDが設置されたり、スタッフは応急処置が対応できるよう研修を受けられている施設が多いです。
無理をしない・させない
参加者の体力や健康状態はさまざまです。無理のない範囲で運動できるよう、個々のレベルに合わせたプログラムを組むことが大切です。
また、ペース配分は始めはゆっくりと、徐々に運動強度を上げていくようにしましょう。
汗をかいたり、息が上がった場合は、こまめに休憩を取り、水分補給を行いましょう。
状態に気を配る
運動前には必ず、参加者の体調を確認しましょう。
運動中に痛みや違和感を感じたら、すぐに運動を中止し、様子を見ましょう。
高血圧の方などは、運動前後の血圧測定を行い、状態の変化に注意しましょう。
その他
運動を行わない方が良い場合
1.急性疾患のある方
心臓病、脳卒中など、急性期の疾患のある方は、医師の指示に従いましょう。
2.骨折や脱臼など、怪我をしている時
怪我の程度によっては、運動を控える必要があります。
3.熱がある時
体温が37.5℃以上の場合は、運動を控えましょう。
運動を中止した方が良い場合
以下の症状がある場合は、運動をすぐにやめて身体を静かに休めましょう。
しばらく休んでも症状が治まらない場合は医師の診断を仰ぎましょう。
✔ めまいがする
✔ 息苦しい
✔ 胸が痛い
✔ 吐き気がする
✔ 激しい痛みがある
一時中止・様子を見る必要がある場合
✔ 筋肉痛が続く
✔ 関節が腫れる
運動に関する不安や疑問がある場合は、医師や理学療法士などの専門家に相談してみましょう。
まとめ
健康な体と心は、豊かな老後を送るための大切な要素です。
運動を通じて、より充実した毎日を送れるようデイサービスを利用してみませんか。
当デイサービスでは、経験豊富なスタッフが、一人ひとりの利用者様に合わせた運動プログラムをご提案いたします。
運動を通して、他の利用者の方々との交流も深まり、毎日がもっと楽しくなるはずです。
ぜひ一度、見学にお越しください。